平面作品、立体作品、映像作品など、制作を通した表現を得意とする全国の星槎の生徒らの活躍の場として開催される「星槎全国移動美術展」は、今回、18回目を迎えます。生徒らの豊かな感性、個性あふれる作品の数々が全国の校舎を行脚（巡回）し、生徒・学生をはじめ数多くの人が鑑賞します。世界アーティスト、マッケンジー・ソープさん（星槎大学客員教授　以下、ソープさん）をはじめとするプロの芸術家や芸術系の学校の先生方にも評価をいただき、進路にもつながるイベントとなっています。

監修を務めるソープさんは、愛らしい大きな頭の子どもや動物たち、そしてぷっくり膨らんだハートを鮮やかな色彩で描いた作品などで知られ、幼い頃からディスレクシアという文字の読み書きが困難な症状で苦労しながらも、絵画の世界に光を見出し、現在では、世界的なアーティストとして成功し、チャリティーや芸術振興活動も精力的に行っています。

「星槎全国移動美術展」の数ある賞のうち「マッケンジー・ソープ賞」は、その最高峰となる名誉ある賞です。今年度も全国の作品のうち3作品が選抜され、特別賞の1作品あわせた4作品それぞれに、ソープさんからコメントをいただきました。4作品以外にも、全国から100を超える作品が北から南までを行脚中です。ソープさんをはじめそれぞれの審査員の方々からの賞の授与とあたたかいコメントをいただき、生徒らも大いに自信につなげることができたようです。

子どもの数だけ輝ける場面がある。星槎ではこれからも社会に必要とされる学び作りを子どもたちと約束していきたいと考えています。お楽しみに！

▼ 第18回 受賞作品