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TOKYO2020オリンピック・パラリンピック大会が閉幕 〜まもなく50周年。共生を体現し続ける星槎、次の100年へ〜

カテゴリー:SEISA ニュース

2021(令和3)年9月10日(金)、パラリンピック初参加、初出場を飾った、ブータンパラリンピック選手団一行が無事に帰国の途に着くことができました。星槎にとって、TOKYO2020オリンピック・パラリンピック大会への取り組みを無事、成し遂げた瞬間でもありました。

星槎のオリンピック・パラリンピック大会への本格的な取り組みは、2013年の日本への招致成功と同時にスタートしました。ブータン、エリトリア、ミャンマーとの日本での事前キャンプをはじめとする覚書の締結から、インフラ整備、コーチと選手の発掘と育成支援、そしてブータンパラリンピック委員会設立のお手伝いまで、建学の精神「社会に必要とされることを創造し、常に新たな道を切り開き、それを成し遂げる」のもと、国内・海外を問わず、共生社会の実現を目指し、走り続けてきました。

そして、COVID-19という予期しない事態の中、大会期間中は、いかにアスリートが全力で力を発揮できるかを考え、サポートを続けました。エリトリア、ミャンマーの両国の事前キャンプは残念ながら中止せざるを得ませんでしたが、ブータンの選手団は星槎箱根キャンパスでの事前キャンプに参加。全力で支えさせていただくとともに、地域の子どもから大人まで、そして星槎に学ぶ中学生・高校生、ブータンからの留学生や教職員スタッフらも交流させていただきました。

現在、星槎の大学、高校には、ブータン、エリトリア、ミャンマーからの留学生が学んでいます。彼らは、星槎で学んだ「共生」の心を、故郷であるそれぞれの国に持ち帰り。そして将来の日本との懸け橋となることを目指し、日々学業、スポーツに励んでいます。そんな彼らも、母国の選手の活躍にあらためて勇気づけられ、そして目標実現への原動力となったようです。

また、星槎の在校生・卒業生も、今回の大会に日本代表、あるいは母国代表として出場。体操男子団体で銀メダル獲得に貢献した、星槎大学1年、北園丈流選手(徳洲会体操クラブ)をはじめ、「日本女子フェンシング界の顔」とも評される星槎国際川口卒業、上野優佳選手など、3年後のパリ大会が楽しみになるような活躍が続きました。

星槎はスポーツを通した「する・みる・ささえる」を大切にしています。選手だけでなく、観戦することでの学び、陰ながらスタッフとして支えることでの学び。一つの社会の縮図が、スポーツの中にはあります。こうしたアスリート生の活躍が、全国の生徒・卒業生・教職員やその家族、応援者などにたくさん感動を与え、学校全体の成長へと繋がります。

星槎の学びは、関わり合うことから始まり、学びに繋がるということを、あらためて確認することができたTOKYO2020オリンピック・パラリンピック競技大会でもありました。次なるオリンピック・パラリンピック大会への準備はすでにスタートしています。共生を科学する学校として、50年にわたり共生を体現してきたパイオニアとして、これからも走り続けます。

 

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